7月号のテーマ:愛の招き−イエスと共に
昨年の10月から、私たちは、「自分の創造の目的、又それにおける神の計画」と「罪とそれに対する神のゆるしとあわれみ」を祈ってきました。実際に、神に愛されている罪人である「自分」は、身近にその愛を体験することができるのはキリストとの絆の中にあるからです。すべての私たちの生き方は、キリストに求められています。
今月から、私たちはイエスの存在を通してもっと身近に神の愛を味わっていきます。イエスは私たちに向かって、「共に」力を尽くして、御父からの使命を「共に」果たしてくれないか、と呼びかけています。「主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、貧しい人に福音を告げ知らせるためです」(ルカ4:18-19)
私たちはイエスと同じ「道」を選ぶことができるであろうかという心配を抱いているかもしれません。しかし、忘れてはならないことが一つあります。それは、イエスと「共に」神の愛に応えようとすることです。そして私たちの努めは常にイエスと「共に」いることだけです。特に、開かれている私たちの心と意思の自由さはイエスにとって大きな貢献となり、イエスの期待に応じて、どのように積極的な応えを出すのか、それは今月の祈りで求めたい恵みです。
【聖書の参照】ルカ4:14-20、マルコ1:16-20、ルカ5:27-31、ルカ9:57-62、ルカ12:32-34を参照して、イエス・キリストは自分にとってどのような方であるかを問いかけてください。
バンバン・ルディアント神父
※初めて記事を見る方は導入として、「日々の霊操」の紹介を参照してください。
※ バンバン神父による、オンライン黙想(聖イグナチオの日々の霊操)のページもあります。