12月号のテーマ:生きるための「原理と基礎」とは?
神は無条件に私たちを愛してくださいます。神の愛を実感し、体験することこそ、神からの最大の賜物と力です。聖イグナチオはそのような確信を、「原理と基礎」と呼びます。「基礎」というのは、私たちの生涯を支えてくれるものです。「原理」というのは、生きるための無限のエネルギーと力の源です。
今月の祈りのテーマを通して、私たちは理論的に「神の愛」を祈るのではなく、自分の歴史における「神に愛されている体験」に辿りつきながら、その体験の意義を深めていきましょう。
私たちの人生の目的は神と共に永遠に生きることです。神は私たちを愛して、私たちにいのちを与えてくださいます。私たちが神の愛に応えるならば、神から頂いたそのいのちが限りなく私たちに流れ込みます。この世界のすべてのものは神からの贈り物です。神がもっと分かるように、神をもっと愛するように、神はそれらの贈り物を私たちに示されます。
【聖書の参照】
創世記1:1-31(神がお造りになったすべてのものは極めてよかった)
創世記22:1-18(アブラハムの信仰と自由は、私の信仰と自由への問いかけでもある)
マタイ6:25-34(何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようか、思い悩むな)
コロサイ1:15-20(救い主であるキリストは、全被造物の頭)
フィリピ1:21-26, 3:7-16, 4:10-13(私は、聖パウロの生き方にどこまで合わせることができるか)。
バンバン神父
※初めて記事を見る方は、導入として、「日々の霊操」の紹介を参照してください。
※ バンバン神父による、オンライン黙想(聖イグナチオの日々の霊操)のページもあります。