私は炊き出しの初日の12/28と1/2に参加しました。両日とも快晴に恵まれ、とてもさわやかな朝でした。
12/28は、まだお仕事のある方がいらっしゃるので、ボランティアに参加された方は昨年より若干少なかったようです。利用されたおじさん達も160人程でした。
1/2は、私の主人も始めて参加しました。私達はおじさん達を見て、想像していたよりも、こざっぱりとしてお元気そうなお姿に驚きました。(年末に洋服の支援があったとのこと)おじさん達はボランティア61名と一緒になって、テントや机の設置、台所の準備や調理のお手伝いをしてくれました。皆大忙しです。12時半頃になると長い列ができ、おじさん達は中華スープとご飯を手に、公園のあちらこちらで談笑していました。そして私達も良く働いたせいか、どんぶり一杯のご飯とスープを残さずにたべました。
その後、皆さんはカラオケに興じたり、散髪をしたり、医療相談や生活相談を受ける等様々な時間を過ごしており、書初め作品の前では、お手本のように書かれた4枚程の作品が貼ってあり、皆に「上手だね」と褒められ、とても照れているおじさんがいました。何となくホッとする光景でした。
その傍らには、亡くなった方々の名前、場所、死亡原因が書かれた掲示板があり、私は思わず立ち止まって、食い入る様に見入ってしまいました。名前・年齢不詳の方も多く、様々な人生を思い巡らしてしまいました。このような炊き出しがある事を知っていても、もう歩く元気も気力もなかったのだろうか、それとも人と全くコミュニケーションをとることなく、街の片隅で息を引き取ってしまわれたのであろうか。とても悲しく思います。今ここにいる方々は、皆、表情が活き活きとしていることが、私の唯一の救いです。
今日は250人のおじさん達が来られたようです。これから益々寒さが本格化して来ますが、お身体に気をつけて頂きたいと、心よりお祈り致します。
(江本佐和子)