司祭とは、甦られた主が御父の許へ帰られるに当たって聖ペトロと使徒たちに委ねられた主ご自身の権能を、伝承している者である。 司祭は、「自分の生涯をかけて神の国の方向を指し示すパイロット」でもなければ「教会という船の行方の見張り番」でもない。 司祭は主の権能を地上において行使する者である。 故に、司祭は人間がなろうとしてなりうるものではない。 主は誰かを今も呼んでおられる。 にもかかわらず応える者がいない。 それは信者の信仰の堕落の顕れに他ならない。 召命祈願日であったか、オマリー師の説教を想い起こそう。 主は今も呼んでおられる。
投稿 三好榮之助