2004年平和旬間のプログラムは8月6日平和礼拝をもって始められました。日本キリスト教団都島教会の平方美代子牧師をお迎えして「平和への新しい創造」と題して奨励を戴きました。
今は誰もが平和を求め望んでいます。しかし目に見える世界だけに目を向けているのでなく、世界を創られた神の心を知らなければならない。神様が天地を創られた時、すべては極めて良く、人間も自然も調和がとれていましたが、人間が神に不従順となり神から離れた時調和は崩れました。神との不調和は人間関係も、自然との関係も歪んだものとなります。
過去をやり直すことは出来ませんが、再創造されることにより再出発することが出来ます。再創造は洗礼です。洗礼は成長とか完成ではなく、全く新しい者に生まれ変わることです。キリストの十字架の血によって、今迄と全く質の異なる自分となり、御父に近づく事ができるとパウロは云います。平和は人間の考えやテクニックで創られるものではなく、神様が与えて下さるものです。そのために神様との調和を取り戻さねばなりませんし、それにはキリストの介入によって赦されて、新しく創られた洗礼の自分の原点に立つ以外にはないのです。
二部のミニ・コンサートは去年と又違った味わいで心癒される思いでした。後日男性の方から「先日は素晴らしいコンサートをありがとう。楽しかったよ」と声を掛けて頂いたり、岡本教会の方からは「ミニ・コンサートではないよ。本格コンサートだよ。さすが六甲教会は会員の層が厚い。」と感心して頂いたり、岩井満先生も「平和礼拝のテーマとコンサートの選曲が一本の線上にあり、全体のプログラムの意図が良く伝わった。」と評価して下さいました。音楽の事には門外漢揃いの養成部は十河さんに丸投げでお願いしたのですが、今年も素晴らしくコーディネイトして下さいました。沢山の人が力を合わせ、神様から戴いた才能を惜しみなく捧げ合う所に「平和」の訪れを感じました。その中にあってカタロニア民謡の「鳥の歌」は、いつか又聞きたい一曲です。
昼食のカレーは如何でしたか?養成部の女性人は4人の筈なのに、随分多くの方がお台所で働いて下さったのが見られました。ここにも「平和」があったのです。