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高山神父からのごあいさつ
六甲教会の皆さま
 はじめまして。ベトナム出身のたかやま高山親(しん)です。
難民として24年前から日本に住んでいますが、司祭と してはまだ6年だけです。
これから大阪の釜が崎「旅路の里」の責任者となりますが、六甲教会では土曜日・日曜日中心に協力司祭として手伝いさせていただきます。
帰化して日本名までいただきましたが、日本の歴史・文化や日本人のこころについてはまだまだ知りませんので、どうか未熟な私のためにご指導とご教示をよろしくお願いいたします。

高山神父



 ごあいさつにありますように、高山神父はボートピープルとして、23才の時にベトナムより来日されました。今では日本での生活の方が、ベトナムで過ごされた年月より長くなったそうです。
カトリックの家系に生まれ、幼年の頃より待者をして教会にご奉仕されていたようです。青年時代には自らが戦場へ行くことはなかったものの、ベトナム戦争を経験され、その後中越戦争勃発を機に、祖国を離れる決心をされました。
ベトナム脱出時の恐怖や困難、また来日後のさまざまなご苦労は、私たちの想像を絶するものでしょう。
ご自分が難民であったこと、庶民的な苦労を体験したことにより、社会的に弱い方たちの立場に立って、ともに歩むことこそご自身の本質であるとおっしゃっています。
釜が崎「旅路の里」、六甲教会での、ますますのご活躍をお祈りいたしましょう。

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