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 5月号のテーマ:砂漠で誘惑を受けるイエス

 砂漠で誘惑を受けるイエスの場面において、イエスの貧しさ(物質的だけではなく、霊的にも)は三回サタンに誘惑されました。この三つの誘惑において、御子が人間となったということは潜在的に人間が自ら無力の状態にあるということを明白にします。そこで、人間が自分の貧しさを認め、神に自分の生涯をゆだねよということは、サタンに対するイエスの応えから分かります。サタンは人間であるイエスの「貧しさの精神」を誘惑しました。そのような誘惑によって、イエスが人間の存在をさけるように、なるべく神の子らしい態度を選ぶように、サタンはイエスの人間性が事実ではなく、単なる神の人形であることを試しました。
イエスはサタンの誘惑から逃げないで、積極的にその誘惑に応えます。人間の「貧しさの状況」そのものを受け入れ、私たちと同じ状況で完全にサタンの誘惑と戦いました。したがって、神の子であるご自分の権力や権威を利用する誘惑と戦って、忠実にご自分の御父からの使命を人々の救いのために果たそうとしました。
 
  今月、誘惑と戦うイエスの霊的な体験を通して、私たちもさらにサタンの様々な誘惑を敏感に感じて、イエスと同じ「心の自由」を求めながら、サタンの誘惑に対する強い意志と積極的な意識を十分に持てるように、その恵みを願いましょう。

【聖書の参照】やもめの献金(ルカ21:1-4)、マルコ1:12-13、マタイ4:1-11、マタイ25:14-30、31-46、ルカ14:1-13

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