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光は神の蔭

昨年のクリスマスの時、マヨルカ島にいる間に、地球の反対側にあるチリのワルパライソ大学法学部長から届いたクリスマス・カードに、「光は神の蔭」(Luz,sombra de Dios)と書いてありました。コメントはなく、誰の言葉かも説明はありませんでしたが・・。
 今回、マヨルカの素晴らしい大自然を再び眺めることができた時、「さあ、これから神さまだけの作品であるその大自然を見る度に,神さまの顔が "ほとんど "見えてくるだろう」と強く感じました。見えると云っても、勿論"ほとんど"だけです。この世にいる間、私たちは神の顔を見ることが出来ないわけですが、"ほとんど見ることができる"ということは大きな、かつ貴重な恵みだと思いました。やはり、「光は神の蔭」と言うことができるでしょう。聖パウロが暗闇の世界に対して、神さまのことを「光」と表現したのも偶然ではなさそうです。
 しかし、普通の光は神さまの蔭に過ぎません。それでも、その蔭に隠れている神が、もっともっと"ほとんど見えてくる"のは、(神の作品である)大自然の中ではないでしょうか。スペインでも、日本でも、そして桜花満開の六甲山でも・・・! 

 ホセ・ヨンパルト神父(マヨルカ島にて)


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