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海星病院(特別養護老人施設)を訪れて

ここ2〜3日の寒さも忘れさせるような小春日和の日曜日(1月18日)。我々熟年「六甲混声合唱団」メンバー30名は、今年も「海星病院」の特別養護老人施設を訪れました。

今回は、御伽噺の「傘地蔵」をテーマに7曲の歌を絡ませた十河さん苦心の構成。本田さんの語りかけるような絶妙の語りに合わせ、「江戸子守唄」「大さむ小さむ」「見てござる」「ペチカ」「雪の降る町を」「俵はごろごろ」「埴生の宿」を唄うと、泣くおばあちゃんあり、一緒に唄うおばあちゃんあり、また目をつぶって静かに聴くおじいちゃんと、唄っている私自身もその姿に目頭が熱くなることも度々。そこには時間と空間を共有した者同士が味わう感動がありました。わずかな時間であったけれど、心が洗われた一時。きっとおじいちゃん、おばあちゃんも幼かった頃の自分に想いを馳せていたのかも知れない。一方、混声合唱団員の中には、そのようなご老人達の姿に、10数年後の自を見出していた人もいるのではと思うのは、私独りの思い過ごしだろうか。


歌は人の心に息吹を与えてくれます。皆さんも「混声合唱団」に参加して、感動を共有しませんか。

(「六甲混声合唱団」世話役:蛭田)


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