インドネシア体験学習が無事に終わったことを神に感謝します。神の働きかけは現地の聖ヨセフ教会と六甲教会の信徒を通して、両側の参加者の心を開いてくださいました。さらに、神の働きかけは宗教という枠を超えて、「人と人との心」をつなげてくださったから、現地のイスラム教の村の人々、両側の参加者に喜び、笑顔、顔の輝きを大いにもたらしました。
ひとり一人の参加者の心の中でしみじみ染み込んできた喜びと感動は明らかに人間の自力で得たものではなく、その場でひとり一人が素直に神の呼びかけに心を開いたからの実りです。今回のインドネシア体験学習は終わったとしても、日々の生活で心の目覚めは常に開かれて、教会という「枠」を超えて、あらゆる生活の面に浸透して、広げていくことができたら、体験学習のテーマ「愛の連帯性」はさらに多くの人々にも響くようになるでしょう。また、人と人との心をつなげられたら、体験学習で実ったすべての貴重な体験は常に芽生えていくに違いありません。
バンバン・ルディアント神父
以下は現地のスタッフの感想文の翻訳です。日本側の感想文は12月号の教会報に載せる予定です。
WIDYO神父様 (聖ヨセフ教会の主任司祭)
プルウォケルト教区の青年たちおよび聖ヨセフ教会の青年たちが日本の皆さんに大切な体験を準備してあげることができたのはWidyo神父のほこりでもあります。このプログラムは日本の皆さんのためだけではなく、現地の青年たち、プルウォケルト教区信徒の皆さんにも大きな恵みを与えてくれた体験学習のプログラムだと思っています。確かに、人の心がつながっていれば、得られた実りも大きいです。今回の喜びが多くの人々に伝わるように、期待します。
ARI神父様(プルウォケルト教区の青年担当司祭)
何よりも、今回のプログラムを通じて、お互いに信仰体験が深まったことを神に感謝します。人間のことばの表現は限られていても、他の表現はまだあります。それは、人の「心」のつながりによる表現です。どんなに「こと」は小さいものであっても、人の心がつながっていれば、更にお互いに純粋に出会いたいという心があれば、必ず実りは多く結ばれます。
SR. WINA
ジョグジャカルタの空港まで見送ることができなかったことは悲しいです。先にプルウォケルトに帰った時に、バスの中で7日間の出来事を味わうたびに、涙が出てしまいました。しかし、それは日本の皆さんをお見送りできなかったためではなく、神に大いに感謝する喜びの涙です。こんな大きなプログラムが無事に終わったことは何よりも神の恵みです。
BAYU (ホームステイのプログラムを担当する現地のスタッフ)
初めての経験でしたので、すべてのホームステイのプログラムは本当にうまくいくかどうか、かなり心配しました。けれども、日本側の参加者の積極的なかかわり方を見て、遠慮せずに現地の参加者とホームステイ先の家族の状況に入り込んだ姿を見た瞬間にすべての心配事は一瞬に消えました。自分にとって、これは大きな喜びと共に、大いに感動しました。
YOGA (農業の所で一緒にホームステイしたスタッフ)
何度もいろいろなことを聞かれた時は、しんどかったですが、日本の参加者は現地の参加者と楽しく3日間を過ごしたことを見て、自分の疲れを忘れてしまいました。特に、村の人々と一緒に道路の工事をした時に、皆さんの一生懸命な姿を見るにつけ心から感動しました。
LUCY (現地スタッフの会計係り)
会計の仕事の関係で、日本の参加者と直接に話すチャンスがあまり無かったのは残念ですが、今回のプログラムの会計は問題なく順調に終わることができたのはうれしいです。
UNGGUL, BOWO DAN BU SARTI (文化交流の担当者たち)
体験学習の前と本番の時まで、殆ど教会に泊まりこんでいたので、一緒にホームステイすることができなかったのは残念です。文化交流の準備のために、確かに疲れはたまりましたが、ホームステイ先から帰ってきた日本の皆さんの笑顔(行く前とまったく違ったので)を見て、すべての疲れを忘れて、自分たちも一緒にうれしく感じています。
道路工事のお手伝い 日本文化を紹介しました
交流風景 プログラム無事終了を感謝して
最後に全員で笑顔の記念撮影