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六甲カトリック教会の皆様へ感謝

旧約聖書の創世記を開くと、神はアブラハムに『父の家を離れて私が示す土地に行きなさい…祝福の印として大いなる国民にする』と約束された箇所があります。
わたしたちシスターも修道会を通して「使命のための派遣」ということが行われます。この度、私は神戸の地を離れて東京へ行くことになりました。
今、私は八年余りの神戸での生活を振り返りながら、何よりも六甲教会の皆様へありがとうございましたと言葉では言い尽くし得ない感謝を申し上げます。
1995年4月に、始めて六甲修道院へ着任した時は、丁度あの阪神大震災の後でして、何をしたらよいかわからず、ほとんど毎日は避難所や仮設住宅訪問などを続けておりました。そこへ行くたびに私は、希望を持って生きておられる方々と出会い、そのたくましさから力を得たものでした。その後、六甲教会において、聖書研究会、キリスト教入門クラス、黙想会などと、たくさんの使徒職をさせて頂き、洗礼の準備やご病人の訪問また、ご臨終に立ち会わせていただいたことなど、一つ一つは、私にとって忘れることの出来ないほどの恵みの宝となりました。
 私の後任として、北九州市にある援助修道会からシスター出口洋子が来てくださいました。彼女は過去において、東京で10年間の小教区の司牧(聖書研究会)と北九州では6年間、幼稚園の子ども達とその母親グループへの信仰教育の経験を持っておられますので今後の使徒職に期待しています。
 お別れするに当たって、私は六甲カトリック教会を通して本当にたくさんのお恵みを頂きましたことを心から感謝しております。時の流れはあまりに速く、お一人お一人に充分ご挨拶する時間もなく失礼を重ねますことをお許しくださいませ。これから六甲教会が神のみ国のためにますます発展しますようにと願いつつ「聖徒の交わり」の祈りのうちに心をあわせています。

援助修道会 藤本 保子


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