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6月の姫路城 〜婦人会遠足〜

今年の婦人会の遠足は6月6日(金)。晴れ晴れとした朝、シスター佐藤に送られ、65名全員大型バスに子供のようにワクワクした気持ちで乗り込みました。

竹林の緑と赤い柱が鮮やかなコントラストを描く斬新な建物の美術工芸館(書写の里)は、私たちをメルヘンの世界へと招いてくれるようでした。陶芸作品や書画、郷土人形など、昔懐かしい姫路の伝統工芸品が出品され、楽しく芸術を味わうことができました。

若竹に気負い
  もらいて巡りけり  美代子

次は姫路教会での合同ミサ。姫路城の麓に位置している姫路教会はステンドグラスの美しい伝統ある教会で、心落ち着く御聖堂の中、パイプオルガンの音色が響き渡り、私たちを優しく迎えてくれました。姫路教会のマリア会の方々のおかげで、姫路教会風六甲ミサがバンバン神父様によって行われました。

そして楽しいランチタイム。姫路城を一望できるガラス張りの大きなレストランでおいしいお食事を皆でゆっくりと楽しむことができました。エネルギーを補給した後は、バンバン神父様を筆頭に元気組が姫路城を探索。姫路城で武蔵がこもったといわれる一室で、バンバン神父様はきっと武蔵と心の会話をなさったことでしょう。残り大勢のゆったり派は桜井、安芸両神父様とのんびり好古園の回遊式日本庭園を歩きました。裏千家家元設計の、京都の数奇屋大工が心を傾けて造られた茶室で、私たちはゆっくりと姫路城天守閣を望みながらお茶を頂きました。

最後の目的地は「いなみ薬草園」。私たちをずっと待っていて下さったおじさんは、硬い赤土のにおう大きな畑の中でたくましく育った薬草の話をいっぱい語って下さいました。おみやげに買った紫玉葱は今まで食べたことがないくらい本当においしくって、新鮮なものでした。

一日一緒につきあって下さった神父様方、バスの運転手さん、ガイドさん、杖をつきながら最後まで一緒に楽しくがんばって下さった先輩方、知らないうちに自然にできた友達の輪、そして私たちをいつも見守って下さる神様、本当にこの楽しい一日をありがとうございました。

(石光)

婦人会の遠足なんて10年早いと思いながら、誘われるまま二度目の参加となりました。ところがご一緒する筈の方が欠席。どうしようと思ったのですが、結果は「楽しかった」の一言。「書写の里」では立派な建物にミスマッチの素朴な郷土玩具に??でしたが、竹林は見事。姫路城は「通り抜ける風が心地よかった」と口々に仰っていましたが、私は好古園コースを選択。人気のない優雅な庭園を巡った後、喉がからからになって辿り着いた喫茶室で、普段ミサでお見かけしながらお話したことのない方とご一緒に喉を潤しました。六甲に比べてこじんまりした印象の姫路教会での、バンバン神父様のお声がよく響いたミサ、車中のおしゃべり、たっぷりの食事、一日を振り返って「素敵な出会いをありがとう」と感謝したくなる一日でした。

(M.H)

緑蔭をくぐり
  十字架仰ぎけり  美代子
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