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World Youth Day in Fujiに参加して |
今年の夏に、カナダのトロントで世界中のカトリックの若者が集まるというイベントがありました。ちょうど同じ頃、日本の各地から若者が富士山から近い山中湖という所に集いました。一言で若者と言っても幅広く、下は十三歳ぐらいから上は働いている方までいました。 7月26(金)〜28(日)の2泊3日でしたが、学校のテストの都合もあり2日目の朝からの参加となりました。着いた日の朝は、とても涼しくて深い霧におおわれていました。自然が豊かで、様々な植物や聞いた事がないような鳥の声、神戸とは似ても似つかぬ所です。さて、朝食の時間になって前日から来ていた人が食堂の方へと来ました。初めから参加している人達は食事中ワイワイしていましたが、私は近くに知っている人がいないのですごく暇そうにしていました。すると若い神父さんが話しかけてきてくれて、とても嬉しかったです。普段は知っている人の中でしか過ごす機会がないので、初めて教会に来られた人の気持ちがほんの少しだけ分かったような気がしました。朝食を食べ終わって、いくつかの班に分かれて聖書の旅に出かけるというプログラムが始まりました。 山中湖の周りで聖書を読んで『分かち合い』をして散策するという物でした。最初にこういう物をすると聞いた時、イメージとしては『こころをあわせて』の『松原湖畔にて』の感じ(まつばらこはんにて ごご イエスさまとあるきました〜♪)でした。ところが、どこかの観光客が訪れるような所の中でのプログラムでした。その中で、人があまり来なくて自然の多い所で聖書を開いたりしていました。 今回の集まりのテーマは、聖書にかかれている『あなたがたは地の塩であり、世の光である』でした。その箇所を風が吹き抜ける自然の中で、班の人たちと読んで分かち合いました。誰もが自分のいい所や自分らしい所を持っていて、それが世の中や多くの人に対して何か役に立っているという事を皆で話したりしました。自分の中でその事は分かっていても、自分がどんな塩でありどういう光なのかという具体的な事は自分の中で見つける事は出来ませんでした。ま、これから長い年月をかけて気付くのだろうと思いました。 2日目の夜は最後の夜という事で、生演奏が流れる中でバーベキューを食べて、そして各国(日本、韓国、ブラジルetc)が炭鉱節やサンバ等を披露しあって皆で踊ったりして過ごしました。中には恥ずかしいと言って踊らなかった人もいましたが、各々楽しめたようでした。最後に打ち上げ花火をして、大きな歓声とともにその日は終わっていきました。最後の日、およそ100人で1つの大きな輪を作って祭壇を囲んでミサをしました。各班で前日にお祈りが考えられ、参加している全ての国の言葉で祈られました。日本の人がスペイン語でお祈りをしたり、ブラジルの人が日本語でお祈りをしたりしました。隣に座っていた子がお祈りの時に外国語を話していたので、『あれ?日本人じゃないんだ』と思っていたら、戻ってきたら日本語を話していたので驚くと同時に、言葉や国の違いなど関係なく『皆が神様の子供なんだなぁ』と感じました。ミサが終わり、日本各地から集まった若者はそれぞれの場所へと帰っていきました。2日目からの参加という事もあり物足りないと感じる事もありました。(2日目の山中湖での聖書と分かち合いetc)その分、またこういう機会があれば参加してみたいし、今回よりもっと充実した物になって欲しいなと思いました。 カトリックは日本人口からして非常に少ないです。しかし、こんなにも多くの若者がいるという事を知る事が出来て、とても嬉しい事です。もっと多くの若者が積極的になれば、今後もより発展していくでしょう。カナダのトロントに行った人たちは皆が『良かった』と口を揃えて言います。今度はドイツであるそうです。行ってみたいけど、その前に英語を勉強しなくては・・・(苦笑)『今度は世界へ・・・』と思いつつ、一夏が終わっていきました。 (大学生会 久保)
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