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図書紹介 |
「マイ・ライフ」 1968年生まれのスエーデン女性レーナ・マリア・ヨハンソンは出生時より両腕が無く、左脚も右脚の半分の長さしか無いという障害を持っていました。 「どうして、よりによって私たちだけ、こういう子供を・・・」とレーナの母親は何度も神様に問いかけたそうです。しかし幼い頃から人一倍好奇心が強く、他の子がやっている遊びは必ず自分で試してみようとするレーナをみていると 神様がレーナと共にいて下さり、支え、生きる力と喜びを注いで下さっているのを実感。体の障害を気にせず、普通の子として育てようという両親の方針のもと、普通校での教育を受け、自立に向けての準備がなされていくのです。 神様は娘の障害のある体を、必ず何か目的があって授けて下さったに違いないという、強い信仰を持っていたのです。レーナ自身も自分のハンディキャップを腹立たしく感じたり、恨んだりしたことは一度もなく、両親と同様に神様は「きっと何か特別な計画があって私をこのように造られた」と言っています。 小さい時から歌うことが大好きだった彼女は、5歳から教会の子供聖歌隊で歌っていて、19歳でストックホルム音楽大学現代音楽科に入学、ミュージシャンとしての道を歩み始めました。スエーデン各地の教会コンサートやアメリカへの演奏ツアーにも招かれ、賛美の歌声は聴衆に感動を与え続けました。 両親の方針のもと3歳から始めた水泳では18歳の時、世界障害者水泳選手権にスエーデン代表として出場、銅メダルおよび金メダル2個を獲得しました。さらに2年後ソウルでのパラリンピックに於いても入賞を重ね、その帰途 「多くの人は自分のしていることに価値を見いだそうとしています。仕事とか、勉強とか。でも私はそうは思いません。人生の本当の目的は何をするかでなく、神様を知ること、その神様を他の人にも知らせてゆくこと、そして神様を愛すること。」レーナのこの深い信仰に根ざす言葉は、現実の生活に一喜一憂、時には萎えてしまいそうな私の心に新しい光をともしてくれるのです。 レーナの演奏CD「アメイジンググレイス」も図書室に備えられています。 澄んだ力強い彼女の歌声を聞くと、ともにいて下さる神様への愛と感動の想いをいっそう深くすることが出来ると思います。 磯井 ※ 図書室のご利用に関しては、図書室利用のご案内をご覧下さい。 |
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