「メジュゴリエの証言者たち」
シスター・エマヌエル著
ドン・ボスコ社
ユーゴスラビアの山地に、メジュゴリエという小さな村がある。1981年6月24日、この村で六人の子供達に聖母マリアがイエスの使者として出現、以来22年間、毎日のように出現は続いているという。未だバチカンの正式な認可は出ていないが、この村は世界中から巡礼者を迎えることとなり、現在まで二千万人以上の巡礼者がこの村を訪れている。聖母マリアが伝えるメッセージは、要約すると「平和でありなさい。そのためには神を生活の中心に据えなさい。祈りなさい。祈りは人類を救うための唯一の道です。」というような内容のものです。著者のシスター・エマヌエルは1989年以来、メジュゴリエにおいて生活している至福共同体に属するフランス生まれの修道女です。彼女は、1990年から1997年までの聖母のメッセージの抜粋や、巡礼者の回心や証の報告を記録し、この書にまとめました。地球規模の混迷を前にたたずむ私たちには、この本が新たな光と活力をもたらす一助となるのではと思ってお勧めします。セントパウロ書店でも購入可能です。
(釜田)
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