ホーム 六甲教会について お問い合わせ
図書紹介

「マリアの福音」
ジョルジュエット・ブラキエール著
聖母の騎士社(聖母文庫)

聖母マリアのうちに、どんな伝統が息づき、何が起こり、何を生きてこられたか、更に人々が何を受け継いでいくかが切々と心に沁みこんでくるような本です。この本の内容は、飛躍「マリアへの告げ」、喜び「エリザベト訪問」、生活「降誕からエルサレムへの旅、ナザレでの生活」、歩み「キリストの公生活と共に」、夜の中で「十字架の下で」、顕れ「教会の誕生」と6つに分かれて、信仰の面からのマリアの生涯が描かれています。幼いイエスの誕生を祝う時期が近づく頃に読み始めるなら、聖母の生きざまを教会の典礼に合わせて読む事が出来ます。一度だけでなく、何度も繰り返して読みますと、黙想の助けとなり、マリアと親しくなります。

ちなみに一節を引用しますと、「いつも私たちは受難を語る時、降誕の秘儀に戻らずにはいられないと同時に、降誕を語る時、受難を語らないではいられません。なぜならこの二つの秘儀は、一つだからです。」とあります。この短い言葉からでも、私たちはクリスマスから復活に至る救いの御業、神の秘儀を思い巡らし続けることが出来るのではないでしょうか?独りで読まれてもよいし、読書会などで分かち合いをされてもよい本だと考えます。

著者は1921年フランスに生まれる。文学の教授。家庭にあっては母であり、祖母。1982年、ヴェルサイユの司教の委託により教育と宣教の仕事にたずさわっています。

(三輪)

※ 図書室のご利用に関しては、図書室利用のご案内をご覧下さい。

ページ先頭へ ホームへ
 六甲教会について お問い合わせ
(C) Copyright 2002 Rokko Catholic Church. All Rights Reserved.